私の前職時代に吉祥寺(京王井の頭線)の改札横にあるスターバックスでコーヒーを飲んでいたら奥様が車いすで旦那様が介護をされている方が横にお座りになりました。旦那様は甲斐甲斐しく食事の介助をされていて微笑ましい風景ではあったのですが、ふと考えるとこれは老々介護ではないかと、もし旦那様が倒られてしまったらどうされるのだろうという疑問が湧いてまいりました。まんてんの原点はここにあります。まんてんではご利用者様のご介助はもちろんですが、ご利用者様がまんんてんに来ることによってご家族の方が介護から開放され、安心いただく、心からくつろぐ時間を過ごしていただく(レスパイトケアといいます)ための施設です。私の学生時代から通っている神田神保町にあるまんてんというカレー屋さんがありまして、そこは今でも30年以上前と変わらない内装で味も同じです。いついっても満員で、笑顔の絶えない従業員の方々、なにより30年以上も繁盛しているということにあやかってまんてんという名前をつけることにしました。もし機会がありましたらぜひまんてんというカレー屋さんに行ってみてください。(山田康一)